イベント情報
要ファームの自然学校・夏編 “トマト祭り”
日時 | 2008年07月13日(日) 雨天決行 10:30~15:00頃(10:00受付開始) |
場所 | POD要ファーム (現地集合・現地解散) 茨城県行方(なめがた)市行戸(ゆくど)377-6 [自家用車] 常磐自動車道土浦北ICまたは千代田石岡ICから40分 [ツアーバス] ・往路 JR立川駅(07:00発)~JR新宿駅(08:00発)~東関東自動車道~要ファーム(10:30着) ・復路 要ファーム(15:00発)~東関東自動車道~JR新宿駅(17:30着)~JR立川駅(18:30着) |
参加費 | 小学生以上500円 (昼食代・保険料含む) |
バス参加費 | 立川駅から2,000円、新宿駅から1,500円 (小学生以上/昼食代・保険料含む。未就学児童は各500円引き) |
服装 | 動きやすい服装と長靴 |
持ち物 | 着替え(作業で汚れることがあります)、帽子、タオル、軍手、敷物、昼食用食器・お箸、日焼け止めなど |
申込み | 下記のポラン広場東京事務局にご連絡ください *イベント保険に加入しますので参加者全員のお名前、住所、電話番号、年齢をお知らせください |
問合せ | NPO法人 ポラン広場東京事務局 担当:佐藤 〒198-0052 東京都青梅市長淵 4-393-11 ![]() ![]() |
受付・開会 10:30~
太陽がさんさんと輝き、気温30℃前後の夏真っ盛りという天候の中、要ファームの自然学校・夏編”トマト祭り”が開催されました!
参加者、生産者、スタッフを含め、総勢100名以上の大規模なイベントとなり、多くの人が農業や自然に関心を持っていることが感じられました
POD要ファームの磯山茂男代表からの始まりの挨拶があり、嬉しいことに参加者が多いので1組と2組にクラスわけをしました。さあ、自然学校・夏編の開校です!
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田んぼの除草・平飼い鶏舎見学 11:00~
午前中は5月に田植えをした体験田の除草作業をしました。体験田の近くまで移動してくると、どこからかグワッグワッと声がしてきました。ハッと見ると17羽の合鴨がきれいに列になって、田んぼの畔をものすごいスピードで駆けてきます。想像以上の足の速さに参加者もびっくり!実は彼らは今年の5月頃に、田んぼの除草のためにPOD要ファームへやってきて、除草作業を一足先に行ってくれた合鴨たちだったのです
合鴨たちは稲の葉の味は嫌いなのですが、稲以外の草の葉は大好きで、むしゃむしゃと食べます。そのため、田んぼでの除草に大活躍するのです。稲の穂は人間も大好きなように、合鴨たちも大好きで食べてしまうので、5月頃から稲に穂がつく直前まで、彼らを田んぼに放しておきます。今年の合鴨たちは食いしん坊が多かったのか、雑草はあまり生えていませんでした。念のため、田んぼの真ん中まで雑草が生えていないかしっかり確認をして作業はおしまいです
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昔から「田んぼをよく見回ると穂が3倍になる」と言われています。田んぼは中心部よりも外側の稲に丈夫で大きな穂がなることが多く、それは外側の方が人の出入りが激しいことによります。人の足が田んぼの中に入ることによって、酸素が田んぼに吸収されます。それによって、田の中の微生物などが活性化し、土壌が健康になり、稲が丈夫に育つのです。また、土中に取り残された小さな雑草も、踏まれることで芽が出なくなるからです。参加者が丁寧に見て回った田んぼの稲は、元気に、丈夫に育つことでしょう
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昼食まで少し時間があったので、POD要ファームの新たな取り組みである、平飼いの鶏舎を見学しました。とても清潔な鶏舎で、家畜にあるいやな匂いもまったくせず、鶏の羽もツヤがあり、澄んだきれいな目しています。POD要ファームではブナシメジの菌床を鶏舎の土に混ぜています。菌床が鶏の糞尿を分解し、匂いやジメジメを取り除くのです。糞尿が分解された土は最終的に畑の堆肥として利用します
「きれいな鶏!」「見ていて気持ちいい」と参加者も大絶賛。磯山代表も、健康で気持ちのよい環境で育った鶏の卵は、健康で美味しいと話していました。近い将来、平飼い卵の生産・販売を行い、おんらがハム工房でチキンソーセージなど鶏肉の商品開発をしていく予定です
昼食・スイカ割り 12:00~
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- 野菜たっぷりハヤシライス
- じゃがいもの冷製スープ
- 野菜の甘酢漬け
- 大根のサラダ
- じゃがいもの炒め物
- 平飼い卵のゆでたまご
- きゅうりの即席漬け etc.
調理してくれた生産者
磯山裕子さん、松崎陽子さん、真家敬子さん、郡司紀子さん、谷川澄枝さん、磯山景子さん
昼食は、POD要ファームの有機野菜がたっぷり入ったハヤシライスに、じゃが芋のスープ、野菜の酢漬け、大根サラダ、じゃが芋の炒め物、平飼い卵のゆでたまごなど、素材の新鮮さが伝わる、生産者の愛情たっぷりな料理がたくさん並びました。田んぼで一汗かいた後の、緑に囲まれた食事は格別なおいしさで、おかわりに並ぶ人もたくさんいました
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食事のあとは、スイカ割りをしました。目隠しをして、竹の棒を持って挑みます。まだ梅雨だということを忘れてしまうほどの盛り上がりでした
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トマトの収穫 14:00~
いよいよメインのトマトハウスへ移動します。始めに、POD要ファームでのトマト栽培の方法の説明がありました。定植してから3日間水をやり続け、そのあとは収穫まで一切水をやりません。そうすることでおいしさがギュッとつまったトマトに育ちます
一人一袋が行き渡り、トマトを袋いっぱい・お腹いっぱいにします。昼食を食べたばかりで「お腹いっぱいで食べられない」と言ってた子も気がつけばトマトをほおばっていたり、田んぼに入るのは少し怖がっていた子もトマト収穫は最後の最後までハウスにいて、「もっとトマトとりたい」と粘っていました。緑の茎や葉に、真っ赤なトマトのコントラストを見て「美しいね」と話し合っているお父さんとお母さんもいました。「こんな暑いハウスの中で作業をしている農家さんはすごいわ」と言うお母さん。みんな何かを感じ取りながら、有意義にトマトの収穫ができたようです
POD要ファームの自然学校のモットー”まじわる ふれる あそぶ まなぶ あじわう”にあるように、実際に自分で参加することで、今までに知らなかったことを知り得たり、感じたりするのですね
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記念撮影・参加生産者と主な生産物の紹介と閉会 14:30~
![]() 磯山茂男さん トマト・ミニトマト |
![]() 磯山裕子さん トマト・ミニトマト |
![]() 真家弥太郎さん 平飼い卵 |
![]() 真家敬子さん 平飼い卵 |
![]() 松崎英男さん きゅうり・なす・オクラ |
![]() 松崎陽子さん きゅうり・なす・オクラ |
![]() 新堀忠男さん 長芋 |
![]() 熱田幸一さん 京菜・ねぎ・落花生 |
![]() 有馬信さん トマト・ほうれん草 |
![]() 峰下高一さん オクラ・枝豆 |
![]() 峰下陽羽(あきは)さん オクラ・枝豆 |
![]() 磯山景子さん おんらがハム工房 |
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早くもお別れの時間になってしまいました。自然学校・夏編”トマト祭り”はこれで閉校です。大変良い天気に恵まれ、みんな少し日に焼けたようでした。自分たちで収穫したトマトの他に、きゅうりやじゃが芋、昼食前に見学した鶏舎の平飼い卵のお土産もありました
みんなで撮った集合写真を見たときに、田んぼで除草をしたこと、もぎたてトマトのおいしさ、生産者の方が作ってくれたおいしいご飯、色々なことを思い出してくださいね
次回の自然学校・秋編"稲刈り収穫祭"は9月にあります。今回除草をした田んぼの稲刈りを行いますので、ぜひ参加してください。秋の実りを一緒に体感しましょう
POD要ファーム交通案内
常磐自動車道・土浦北ICから約40分 《IC~要ファーム:約30km》 交通案内 (.pdf)
- 土浦北インター降りて、国道6号を水戸方面へ約2km北上。中貫工業団地入口の信号を右折(霞ケ浦大橋方面の標識あり)、約6km直進
- JR常磐線陸橋、土浦湖北高校をすぎて国道354号との交差点(霞ケ浦大橋方面の標識あり)を左折霞ケ浦大橋方面へ(大橋まで約10km)
- 大橋を越えて、国道355号との交差点通過、鉾田市方面へ約4km直進
- セブンイレブン(玉造緑ヶ丘店)の十字路を右折、主要地方道50号(水戸神栖線)を神栖方面へ
- 約3km直進、<POD要ファーム>の看板を左折し800mで到着
東関東自動車道・潮来ICから約40分 《IC~要ファーム:約25km》 交通案内 (.pdf)
- 潮来IC降りて、主要地方道50号(水戸神栖線)を水戸方面へ約20km直進
- 一丁窪、小高、井上藤井の信号を通過し、<POD要ファーム>の看板を右折し800mで到着