真っ盛り ポランの夏野菜の作り手たち


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2014/08/18 作成

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夏の野菜のメイン産地、山梨と長野。とうもろこしやキャベツ、ズッキーニ、いんげんなど、たくさんの高原野菜が届けられます。山梨と長野の生産者の畑は標高が高く、昼間はたっぷりと暖かい太陽が降り注ぎ、夜は涼しく、昼夜の気温差があります。生産者の努力や技術はもちろんですが、この寒暖の差も野菜が美味しく育つ要因の一つです。夜の低温で甘味と旨味が野菜に凝縮され、美味しく育ちます。また、気温差によって発生する朝露や霧により、野菜の湿度が保たれることも美味しく育つ秘密です。旬真っ盛りの高原野菜をたくさんお召し上がりください

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小林力さん(山梨県北杜市清里)
主な生産物:玉ねぎ、人参、大根、キャベツ、ミディトマト、とうもろこし、モロッコいんげん
小林さんの畑は標高1100mにあり、とうもろこしやキャベツなどの高冷地野菜を作っています。農業を始めるにあたって、単に農業ではなく、人のやらない事をやりたいと有機農業を始めました。地元の仲間たちと有機野菜の直売所をオープンさせるなど、精力的な生産者です。野菜と穀物を中心とした食卓で健康な毎日を消費者にも送ってほしいと、味が濃く、保存性のある野菜作りに取り組んでいます

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平良次男さん(山梨県北杜市清里)
主な生産物:玉ねぎ、とうもろこし
有機農業の楽しさは目に見えない微生物との駆け引きで、直感に頼る仕事だという平良さん。沖縄県から入植して27年、有機農業を始めて19年。培ってきた経験と技術で、毎年美味しいとうもろこしを作っています。清里にすっかり根付き直売所をオープンさせたほか、これからの日本の有機農業を支えていく若い力を育てて行きたいと、研修生の受け入れにも積極的に取組んでいます

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清水浩二さん(山梨県北杜市明野)
主な生産物:長ねぎ、きゅうり、四葉きゅうり、ズッキーニ、いんげん
山梨・長野地域のポランの生産者の中では一番若く、地域でも期待の生産者です。清水浩二さんのお父さんは、ポラン発足当初からの生産者の一人。長年ご夫妻で有機農業に取り組んでこられ、数年前にお父さんが亡くなられた後も、お母さんが畑を守ってきました。浩二さんは、お母さんの仕事を手伝う形で農業に携り、昨年より後継者として畑を引継ぎました

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立野健さん(山梨県北杜市明野)
主な生産物:人参、長ねぎ、きゅうり、四葉きゅうり、南瓜、ズッキーニ、ミニトマト、甘とう、とうもろこし、いんげん、モロッコいんげん、ルバーブ
立野さんはもともとは料理人でしたが野菜の美味しさに目覚め、自ら野菜を作る農家に転身。標高650~850mに畑があり、周りは富士山、八ヶ岳、南アルプスに囲まれています。自然相手の仕事は苦労が耐えなく、夏場は寝る間もない忙しさですが、「美味しい」と言ってもらえることが嬉しいと、毎日畑仕事に励み、1人で約30種類もの野菜を育てています

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清水博さん(山梨県北杜市明野)
主な生産物:ミニトマト、いんげん
農業歴50年以上、有機農業をはじめて約20年のベテラン。もともと農業を長く営んでいた清水さんは、友人から当時はまだ珍しかった有機農業について聞き、その道に入りました。日本で一番日照時間が長いと言われている北杜市明野で、日々の気候・野菜の生長を見極めて野菜を育てています

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高坂友三さん(長野県下伊那郡阿智村)
主な生産物:レタス、キャベツ、パセリ
有機農業を始めて6年、地元でも期待の若手です。農業を始める前は、環境系NGOで有機農業の指導をしていました。できるだけ自然に負荷がかからないよう、身近なものを活用した農業を志しています。野菜や土を見る目をもっと養っていきたいと勉強熱心な生産者です。さらに、高齢化や遊休農地の増加などの地域の問題にも地元の有機農家と連係し取り組んでいこうと活動しています

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吉沢文隆さん(長野県飯田市)
主な生産物:オクラ、甘とう、パセリ
吉沢さんは、約30年前にポラン オーガニックフーズ デリバリの母体となる野菜販売事業を立ち上げたメンバーの一人です。その後、郷里の長野県で帰農し、現在は生産者として活躍しています。標高700~750mの中山間地帯の斜面に畑があり、様々な野菜を育てています。有機の畑を維持することは安全な食糧を生産することと共に、環境保全面でも大切だと、有機農業に取り組んでいます

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【とうもろこし】  1本 / 2本
立野健(山梨)、平良次男(山梨)、小林農場(山梨)
昼夜の寒暖の差に比例してとうもろこしの甘みも旨みもアップし、お盆を過ぎた8月下旬から収穫の最盛期を迎え、糖度も一段と増してきます。栄養面でも、糖質やビタミンなどが豊富に含まれ、夏場の栄養補給にもぴったり。とうもろこしは鮮度が命。時間が経つにつれ甘みが失われていくので、早めにお召し上がりください。加熱して、実をはずし冷凍しておくと、必要な時に使えて便利です

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【ズッキーニ】  1本 / 2本
立野健(山梨)
南瓜の仲間で、カロテンやビタミンC、カリウムなどを含みます。加熱しても皮の色が変わりにくく、クセのない味わいが特長です。味が淡白なのでどんな料理にもよく合い、特に油との相性がよいので、煮込み料理にする場合も軽く油で炒めてから煮込むのがおすすめ。トマトや玉ねぎなどの夏野菜との炒め煮・ラタトゥイユやソテー、パスタ、フライなどに

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【いんげん】  200g
清水浩二(山梨)、立野健(山梨)、清水博(山梨)
食感が良く、風味があります。サッと茹でると一層色鮮やかになり、料理を引き立てます。和え物やおひたし、炒め物、汁物、サラダ、肉巻きなどにどうぞ。食物繊維が多く、ビタミンB群、ビタミンC、カロテンも豊富に含まれます。また、必須アミノ酸であるアスパラギン酸やリジンを含んでいるため、疲労回復や美肌効果が期待できます