春のお彼岸 有機もち米でぼた餅作り


ぼた餅

2017/03/06 作成

春のお彼岸 有機もち米でぼた餅作り

春の彼岸は牡丹の季節なので牡丹の花に見立てて「牡丹餅(ぼたもち)」、秋の彼岸は萩の季節なので萩の花に見立てて「お萩(おはぎ)」と呼ばれているのは広く知られるところですが、季節ごとに夏と冬にも呼び名があります。夏は「夜船」、冬は「北窓」。春と秋は花に見立て、夏と冬は言葉遊びからその名がついたと言われています
ぼた餅は“餅”とはいえ、米は半殺し(※)なので、餅つきのように杵で搗きません。ぺったんぺったんと音がしないので夏は、いつ搗いたのかわからない→「搗(つ)き知らず」→「着(つ)き知らず」→夜は船がいつ着いたかわからないことから「夜船」。冬は「搗(つ)き知らず」→「月知らず」→月が見えないのは北側の窓ということで「北窓」。いずれも四季があるからこそ連想されて付けられた名前です
隠し味として餡に少しの塩を加えるか、搗いたものを握るときに手を適度な塩水に浸してから握ることで、より一層甘味が引き立つぼた餅になります。今シーズンもぼた餅を食べながら春の訪れを感じてはいかがでしょうか
(※)炊いた米の粒が半分残るくらいに荒くつぶしたもののこと

ポランの五穀でぼた餅を作ろう

啄木米
【啄木米・有機白米】  5kg
【啄木米・有機胚芽米】  5kg
【啄木米・有機玄米】  5kg
生産者:活農集団無天塾(岩手)
品種はあきたこまち。岩手山の麓の盛岡市、八幡平市、軽米町で栽培しました。きれいな水と空気の中、合鴨を利用して育てました。ふくよかな香りとつや、粘りがあります
有機もち米・白米
【有機もち米・白米】  1kg
生産者:活農集団無天塾(岩手)
しっかりとした食感で、おこわやお餅、ぼた餅作りにおすすめです。岩手山麓のきれいな水と空気の中で合鴨農法で栽培。収穫後、じっくりとムラなく乾燥させることで、一定した高品質を保っています。うるち米などの田が点在している場所で栽培すると、他の花粉を受粉してしまい、味や食感が変わってしまうため、もち米を一箇所に集めての団地栽培するなどの工夫もしています
有機もち米
【有機もち米・白米】 1kg
【有機もち米・玄米】 1kg
生産者:POD要ファーム(茨城)
粘り、コシ共に強く、冷めてもおいしいもち米です。ぼた餅作りはもちろん、おこわ作りやいつものお米に少量混ぜて炊くとモチモチとした美味しいご飯が炊き上がります。POD要ファームでは、多くの生産者を束ねる農事組合法人として茨城県霞ヶ浦周辺地域にまたがる広大な農地で「環境保全に配慮した有機農業」を20年以上実践しています
彩穀
【彩穀】 80g / 500g
生産者:浦部農園(群馬)
古代赤米、古代黒米をはじめとした古代米各種、低アミロース米、アワ、キビ、押し麦などの穀物を食味も栄養価も良く食べられるよう、穀類を知り尽くした生産農家ならではの絶妙なバランスでブレンドしました
お米に一割程度加えると、ほんのり桜色のご飯に炊きあがります
黒米
【黒米】  200g
生産者:鹿北製油(鹿児島)
南九州の契約農家が農薬・化学肥料不使用で栽培しました
もち米やうるち白米・玄米などに1~2割混ぜて炊いてどうぞ。赤紫色に炊き上がり、ねばりと独特の食感が特長です。自然塩をひとつまみ使うと隠し味でより一層おいしくなります

春らしく色とりどりのぼた餅

星六のきな粉
【星六のきな粉】  80g
生産者:星六(新潟)
農薬・化肥不使用の秋田産大豆を強火で香ばしく煎りあげました。色も濃く、大豆の旨味と香ばしさ、ほのかな甘みが味わえます。良質なたんぱく質やビタミン類、ミネラル類、食物繊維を含みます。ぼた餅やお団子に、あべかわ餅・くず餅・わらび餅などにまぶして、ドーナツやクッキー・プリンなどにも使えます。また牛乳を加えて、きな粉ドリンクにもどうぞ
北海道産青大豆
【北海道産青大豆・大】 1kg
生産者:べにや長谷川商店(北海道)
熟しても乾燥させても緑色の大豆です。甘みが強く食感が良いのが特長。炒って挽けば上品な色合いのうぐいす粉(青きな粉)が作れます
青大豆で作ったあんこでぼた餅にするのもおすすめです。枝豆のように食感が良いので、ひたし豆や酢大豆、昆布の含め煮、味噌作りにもどうぞ
すりごま
【すりごま・白】  35g
【すりごま・黒】  35g
生産者:鹿北製油(鹿児島)
農薬・化肥不使用の国産ごまを薪釜で煎り、小型の石臼で丁寧に一粒全体まるごとすり潰しました。ごまは良質のたんぱく質をはじめ、カルシウム・ビタミンB1、ビタミンEを豊富に含みます。ぼた餅作りのほか、ごま和えやごまダレ・ドレッシングのほか、麺類やおひたしなど料理にふりかけたり、アイスクリームや牛乳に混ぜるなど幅広く使えます

小豆本来の味を活かして、ひと味違う手作りあんこ

北海道産小豆

【北海道産小豆】 200g / 1kg
生産者:PODポラン オーガニックフーズ デリバリ(東京)/平譯優(北海道)
北海道中川郡幕別町の平譯さんが栽培した農薬・化肥不使用小豆(えりも種)です。小豆は脂肪が少なくデンプンを大量に含んでいます。タンパク質も米や麦と比較するとかなり多く、ビタミンB1は大豆と同じくらい含まれています。小豆の赤色は邪気を祓うといわれ、その信仰と先祖への供養が結びついて彼岸にぼた餅を供えるようになったとされます

つぶあんを煮る

つぶあん

<材料>

  • 小豆…300g
  • 洗糖…250g~300g
  • 塩…少々

<作り方>

  1. 小豆を洗い、たっぷりの水に漬け火にかける。沸騰後15分煮つづけ、ザルにあけ、煮汁を全部捨てる。煮始めは渋味が出るので、このように「渋切り」する
  2. 小豆を鍋に戻し、かぶるくらいの新しい水を入れて弱火で40分くらい煮る。豆の頭が水から出ないように、随時差し水をする
  3. 小豆を指で押して潰れるぐらいに柔らかくなったら、洗糖を半量加える。溶けたら残りを加え、混ぜながら煮詰める。水気がなくなったら火を消して塩を加える。小豆をつぶして、出来あがり

※ポイント

  • 豆が柔らかくなってきたら差し水をやめる。水を多く入れすぎると煮詰めるのに時間がかかる
  • 洗糖の量を減らしすぎると、つやもなく水っぽい餡になる
  • 餡を使いきれないときは、小分けにして冷凍保存すると便利
ぼたもち

【ぼたもち】  50g×4
生産者:小山製菓(東京)
北海道産小豆、国産もち米、洗糖等で作ったぼた餅です
ツブツブ感を程よく残したもち米(コガネモチ)を、北海道産小豆と洗糖のつぶ餡で包みました。ミニサイズ4個入り

春らしく色とりどりのぼた餅

有機特上煎茶
【有機特上煎茶】  60g
生産者:依田健太郎(静岡)
自然豊かな南アルプスの麓、安部川の最上流でつくられた依田健太郎さんの特上煎茶。標高800m、朝夕霧の発生する山間地で、茶処静岡の中でも良質なお茶の産地です。静岡梅ケ島で栽培された一番摘みやぶきた種を伝統的な標準蒸し製法で仕上げました
有機上煎茶ティーバッグ
【有機上煎茶ティーバッグ】  2.5g×12
生産者:依田健太郎(静岡)
安倍川上流域の銘茶処・本山地区(ほんやまちく)で栽培された香り高い一番摘み在来種・有機上煎茶を、JAS有機認定工場でティーバッグに加工しました。製茶法も“深蒸し”ではなく、伝統的な標準蒸し製法です。伝統製法でつくる煎茶の水色は透き通った山吹色をしています
有機玄米茶
【有機玄米茶】  180g
生産者:寺社畑園(静岡)
自家農園で栽培から製茶まで手掛けた有機茶葉に、岩手県軽米町産の有機玄米をミックスしました。とこんがり炒った玄米がとても香ばしく、サッパリとした味わいです。玄米茶は香りが命、いれる時は必ず熱湯を使って一気に香りを立ち上げるようにしましょう