日本の旬を味わおう 駿河湾産桜えび&しらす


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2012/05/14 作成

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今年も桜えびの季節がやってきました。“生桜えび”と“釜あげ桜えび”が食べられるのは春と秋の年に2回。今年の春漁は4月1日に解禁され、これから約1ヶ月間、駿河湾の宝石・桜えびとしらすをお届けします
桜えび漁は毎年3月下旬から6月上旬の春漁と、10月下旬から12月下旬までの秋漁と漁期が決まっています。夏は桜えびの産卵期にあたり、資源保護のため漁が休みになります。桜えびはその名前と体の色から特に春を連想させるので、駿河湾の春の風物詩として広く知られています。桜えびはもちろん、駿河湾はしらすも質・味ともに日本一といわれています。富士川、安倍川、大井川などが流れ込むことで大量のプランクトンが発生し、そのプランクトンが良質なしらすを育んでいるといわれています
この時期にしか味わえない、駿河湾の春の味覚をどうぞ

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原浦商店は桜えびが水揚げされる由比港の近くの浜辺にあります。漁港までの近い立地を活かし、とれたての桜えびを仕入れ、明治の創業からの伝統的な製造方法で加工を行っています
桜えびは、昼間は水深200~500mに生息していますが、夜になると餌となるプランクトンを求めて水深30~60mほどまで浮上してくるそうです。これを見計らって、漁は風や波がない天候の良い夜に行われます。漁のあった翌早朝の市場のせりで、鮮度と質の良い桜えびを熟練した目利きの職人が仕入れ、鮮度を保ったまま最短で加工を行っています

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新鮮で活きの良い桜えびを仕入れる
夜水揚げされた桜えびはすぐに氷漬にされ、仮死状態にされます。朝になり、仮死状態から目覚めた後も身体に透明感があり、ぴちぴちと動きのある新鮮な桜えびを市場から仕入れています

仕入れは手で触って確認
桜えびは脱皮を繰り返して大きくなり、成長すればするほど殻が硬くなります。どんなに新鮮な桜えびでも殻が硬いと生食には不向きです。原浦商店では、生食にちょうど良い硬さのものを手で確かめてせり落としています

仕入れ後、最短で加工
せり落としたらすぐさま持ち帰り、洗ってある程度ヒゲを取り、凍結します。市場から近い距離に加工場がある利点です

創業よりの伝統製法で茹で上げる
釜揚げ桜えびは大型の機械で茹であげるのが一般的ですが、伝統的な埋込み式大釜で身が潰れないよう手網ですくい上げ、丁寧に茹であげています。自然塩のみで茹でているので、桜えびの自然な色と旨みが楽しめます

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【生冷凍桜えび】 100g
原浦商店(静岡)
生ならではのプリッとした食感、甘みと旨みがあります。一番のおすすめは生でしか味わえない刺身。冷蔵庫で自然解凍し、冷水(薄い塩水かレモン汁)ですすいで、わさび醤油やぽん酢などでどうぞ。しらすと一緒に二色丼やちらし寿司、手巻き寿司、山かけ、和え物などにもご利用ください
ある程度のヒゲは取り除いてありますが、気になる方はボウルに冷水を張り、桜えびを入れて箸などでかき回すことで取り除くことができます

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【釜あげ桜えび】 100g
原浦商店(静岡)
鮮度の良い桜えびを、伝統的な手揚げ方式で旨味を凝縮して茹であげました。自然塩を使用し、昔ながらの大釜で職人が手作業で型崩れしないよう美しく仕上げました。冷蔵庫で自然解凍し、そのまま、またはかき揚げ、和え物、パスタ、桜えびご飯、卵とじ、お好み焼きなどにもどうぞ。程よい塩味があるので、味つけは少し控えめに

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【釜あげしらす】 100g
原浦商店(静岡)
駿河湾で育った、新鮮なしらすをさっと茹であげました。塩分も控え目で、小さなお子さんからご年配の方にまで。あつあつのご飯にたっぷりのせて、ふわっと柔らかなしらすをどうぞ
しらすはカタクチイワシとマイワシの稚魚で、カルシウムやEPA・DHAなどの栄養が豊富。骨や内臓を気にすることなく、丸ごと食べられるので、栄養素も丸ごと取れます。しらすを食べるときにぽん酢やお酢などをかけると、クエン酸やリンゴ酸などの有機酸がカルシウムと結合して体内への吸収を助けてくれるそうなので、酢の物にもおすすめです

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【八木澤 味付ぽん酢柚子】 170g
八木澤商店(岩手)
徳島産ゆず果汁を30%加えたゆずぽん酢です。桜えび、しらすにかけてどうぞ。ゆずの爽やかな香りが素材の旨みを引き立て、より一層美味しくします
岩手産小麦を使用した天然醸造醤油をはじめ、福井・河原酢造の天然醸造酢、甜菜グラニュー糖など選りすぐった国産原料を使い、丁寧に造りました。爽やかな香りが特長、果汁の多さを実感できるサッパリとした風味が食欲をそそります

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桜えびは和え物、お好み焼きなど和食だけではなく、パスタやピザの具にしても美味しいです。桜えびの淡いピンク色に鮮やかなグリーンを合わせた、春爛漫なパスタはいかがですか

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<材料> (2人前)
パスタ…180g、桜えび…80g、青じそ…10枚、かいわれ大根…お好み、にんにく…1欠片、オリーブオイル…大さじ2、パスタのゆで汁…150cc、塩、胡椒…少々

<作り方>

  1. パスタを茹でる
  2. オリーブオイルを熱し、スライスしたにんにくを炒める
  3. オイルに香りが移ったらにんにくを取り出し、桜海老をサッと炒めて塩、胡椒で味を調え、パスタのゆで汁を入れる
  4. 茹で上がったパスタを絡め、千切りした青じそを絡める。皿に盛り付け、かいわれ大根を飾って完成