神々が宿る神話の国 島根フェア


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2012/05/28 作成
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島根県は北側の海には豊かな魚場、南側の山間部には豊かな森林に囲まれた自然豊かな土地です
県全体のリーダ的存在でもある木次乳業は、奥出雲で地域ぐるみでの有機農業や有機畜産への取り組みを続けています。広島との県境にある弥栄市には、有機農業を志す若者たちが全国から集まって誕生したやさか共同農場があります。農場では、地域資源を大切にした中山間地域での有機農業と新たな仕事の場を生み出す有機加工食品製造を実践しています。また、日本海で獲れる新鮮な魚介類を使った加工品もおいしいことで知られています
今週は、地域資源を大切にし、有機農業や水産加工品に取組む生産・製造者を紹介します

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12-223-0112-223-0212-223-03佐藤貞之さん

豊かな自然環境を活かした山地酪農で牛を健康に飼育。そこから得られる生乳から良質な乳製品を製造しています。日本初のパスチャライズ牛乳を製造・販売した事でも知られ、今年で創業50周年を向かえました。また、地域ぐるみでの有機農業や加工品食品製造にも取り組んでいます
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昨年は全ての産業に於いて激動の年でありました。皆様にはいつも変わらぬご支援、ご愛顧を賜わりありがとうございます
現在、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への参加問題が立ち上がり、農業関係者の心は大きく揺さぶられています。現実となると、現在残っている数少ない農家は強い衝撃を受け、日本の食料自給率は急激な低下を免れないことは明らかです。国内でもっと多方面に渡る深い議論がなされ、その上で今後の対応をきちんと整理していただき、命の源である農業に光をあてていただきたいと願うばかりです。そして私たちは、グローバル化には陰と陽があることを忘れず、大局的判断で行動をとりたいものです
弊社で製造しております全ての製品の原材料乳は島根県奥出雲地域の酪農家と直営牧場の原材料乳のみで製造しております。乳牛に与えている飼料は、穀物系の濃厚飼料につきましてはすべて輸入品です(アメリカ、カナダ、オーストラリア産)。粗飼料につきましては、輸入品(アメリカ、カナダ、オーストラリア産)と島根での自給品になります。また牛を放牧している牧場につきましては、上記の飼料のほかに、放牧地での芝や野草も食べております。放牧地に肥料は特別に与えていません。島根県内の放射線量に異常はなく、乳製品への影響もないものと判断しております。しかしながら、皆様に安心してお召し上がりいただくため、外部専門機関による複数製品の定期検査を行なっております
弊社は、乳製品の製造に留まらず、有機農業に取り組み、食料自給率向上への長いスパンでの取組も行なっております。自社農場での粗飼料作りに努め、酪農の後継者づくりにも力をいれております。酪農家がどのような努力をしているのか、どうゆう行程を経て製品ができるのか、なぜそれをする必要があるのかをきちんと説明し、皆様にも納得してお求めいただければと思います。木次乳業に興味を持っていただき、耳を傾けてもらいたいと思います。これからも、暖かい応援をはげみに製品づくりを続けて参ります

木次乳業代表取締役 佐藤貞之

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【プロボローネチーズ】  380g
木次乳業(島根)
豊かな自然の中でのびのびと健康に飼育した牛の原乳のみを使用。モッツァレラチーズの熟成過程で、地元産の桜のチップでじっくりとスモークをかけたセミハードタイプ。ミルキーでくせがなく、そのままスライスして食べることができ、熱を加えると糸のように伸び、さらに風味が増します。ピザやグラタンなどのお料理に幅広くご利用ください

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【木次ブラウンスイス牛乳】  500ml
木次乳業(島根)
自然を活かした酪農を目指し、スイスのモンブランの牧場を島根奥出雲の地に再現しました。山岳牛といわれるブラウンスイス牛を山地で放牧飼育し、その新鮮で良質な生乳のみをパスチャライズ処理(72℃15秒)したノンホモ牛乳です。その牛乳には独特の深みとコク、旨味があります

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12-223-0612-223-0712-223-08農場スタッフの皆さん

1972(昭和47)年に入植以来、有機農業と農産加工品製造を両立させ、経済的にも社会的にも自立した共同体づくりを行なっています。弥栄で生まれた次世代もたくましく成長。“有機農業の里づくり”を目指し農業研修生の受け入れも積極的におこなっています
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右も左も社会も農村のことも農業のことも何も知らない20代の頃、弥栄村にやってきました
「素足でおそるおそるたんぼに足をふみいれてたなぁ。とても長しゅうようおんさらんだろうと思った。」ことある事に今でもおばあちゃんにこう言われる
直径30cmはある椎茸木を山から運んできて、植菌したり、毎朝山登りして(これがひと仕事)大鎌で草刈、蜂に刺されてオシッコをぬったり。一緒に共同耕作しましょうと、夜、農家訪問のおり、お父さんとおじいさんは、お刺身が付き、おばあさんや嫁さんは高菜のにしめという夕食風景に出くわし、唖然としたことも。(昭和のいつの時代?)また、そぅっと水屋の奥からさも大事そうにシュークリームを出して私たちにふるまってくれた事。(若いお嬢さんが珍しかった?)
広島から廃材をもらってみそ小屋を建て、おばさんたち4人で薪をくべながら米を蒸し、種付けをしての糀作り。糀の花、話の花を咲かせながらの天然醸造の味噌づくり。10年の時を経てみそ工場ができ、農場の男性メンバーも加わって本格的な天然醸造味噌製造が始まりました
さらに25年、床も天井もぼろぼろになってきて、2010年に新工場を建設しました。新工場では、息子や研修生として仲間になった20代、30代の若者が仕事を担ってくれている。その中から【有機乾燥米こうじ】【有機塩こうじ】が産まれた。味噌づくりの原料となる大豆や麦の畑も地域にどんどん広がってきている
地元に根付くことはあまり意識していなかったけど、弥栄で生まれ育った次世代がコツコツと味噌をつくり、田や畑を耕し、人を耕していってくれるよう、もう一踏ん張りかなと思う今日この頃です

やさか共同農場 佐藤 富子

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【やさか有機みそ甘口】  750g
【やさか有機みそ中辛口】  750g
やさか協同農場(島根)
【甘口】は、明るい山吹色をしたあっさりとしたこうじの風味と甘味が楽しめる天然醸造味噌です。味噌汁、豚汁、鍋物などにおすすめです。熟成期間は9ヶ月。塩分9%。【中辛口】は、15ヶ月以上じっくり熟成させました。野菜や魚の煮付け、麺類のつゆ、味噌汁などに。塩分15%

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【やさかの有機塩こうじ】  200g
やさか協同農場(島根)
島根産有機米と京都産こうじ菌を原料につくった米こうじを自然塩と混ぜ、醗酵させた旨み万能調味料です。様々な調理に使いやすいよう、こうじのつぶつぶ感をなるべくなくすよう工夫してあります。野菜や魚・肉の漬け床、塩の代用やドレッシング作りにもおすすめです。塩麹に含まれる麹菌が作りだす酵素は糖やアミノ酸やグルタミン酸などを作り出し、食材に甘味や旨味をもたらします

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渡邊朝夫さん(中央)、一さん、美和子さん

日帰り小型漁船の水揚げする、活きのいい魚のみを原料に使用。魚の種類や状態に合わせて塩の濃度や漬込み時間を見極め、室内で熟成・乾燥させ仕上げます
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魚を吟味し、手作業で捌き、干し具合を見極めて…と、干物づくりは最後まで人の手と目が離せず、手間ひまがかかります。でも“魚が呼んどる”から、この仕事はやめられない。山陰沖で漁をする一艘一艘の漁船が、船上でどんな氷の使い方や品質管理をしているか把握し、管理の良い船からしか魚を仕入れません。50年間休むこと無く、魚たちと向き合う毎日です。魚に包丁を入れた時の感触で脂の乗り具合などを感じ取ります。いい魚を見ると、おいしい干物がつくれるといううれしさが湧く。それが職人の楽しみであり、醍醐味なんです。

渡邊水産社長 渡邊朝夫

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【出雲のアジ開き(どんちっち) 】  2尾(130g)
渡邊水産(島根)
春~夏に島根県浜田港に揚がった脂質10%以上の一級品の真アジを絶妙な塩加減で干物にしました。<どんちっち>とは、大きさ、漁獲時期などを厳しく定められた島根県浜田市の水産物ブランド名。そられは漁獲量も限られ、地元でも数件の干物店のみが取り扱うことが許されています

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【ゆめかさご開き】  4~5尾(240g)
渡邊水産(島根)
山陰沖西部で春先の短い期間のみ漁獲されるユメカサゴ(笠子)の中から鮮度の良いものを厳選し干物にしました。柔らかくあっさりとした白身は、唐揚げなどにもおすすめ。焼き物以外の調理にも使えるよう、水分を抜き、少し塩分を控えめに仕上げてあります。ゆめかさごは、漁獲量も少なく、漁師や地元の人達でもなかなか口にできない貴重な魚です

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竹並一人さん

新鮮な地魚を主原料に、石臼で練りあげたすり身を使用。吟味した調味料と天然だしのみで味付けし、良質な菜種油でカラッと揚げます。保存料・化学調味料は不使用
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当店は、地元稲佐の浜に揚がる魚を中心に仕入れて、毎日毎日、練って焼いて、を繰り返す昔ながらの蒲鉾店です。地元の魚を使うことはもちろんですが、調味料などの原料も徹底的に調べ上げ、納得したもののみを使用。保存料・化学調味料などは一切使用しません
山陰地方では、季節によってとれる魚が、カレイ→鯛→トビウオなどと、変わっていくので、すり身は10kg単位のいろんな魚を60kgになるようにブレンドしています。アジやトビウオは味はいいけど、色が黒くなってしまうのが難点。魚の組み合わせは、焼き、揚げなど目的に応じて組合せます。作業は大変ですが、海へと捨てられる小魚も漁師から適正な価格で買い上げ、それを一匹一匹丁寧にさばいて蒲鉾をつくります。常に地域の第一次産業とともにある蒲鉾店でありたいと考えています

別所蒲鉾店社長 竹並 一人

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【海鮮ちぎり天】  120g
別所蒲鉾店(島根)
山陰・九州産の新鮮な地魚と北海道産すけそうだらすり身を丁寧に石臼で練り上げたものに、食感豊かなイカやホタテを加え、良質な菜種油でカラッと揚げました。一口サイズで食べやすく、煮物はもちろんですが、そのまま軽く炙るだけでも美味しく、おやつや酒の肴にもおすすめです

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【生ちくわだんだんだんだん】  5本
別所蒲鉾店(島根)
新鮮な山陰産地魚と北海道産すけそうだらすり身を使用。石臼挽きすり身ならではの弾力が自慢です。軽くフライパンであたためるとより食感と魚の香りが増しおいしく食べられます。磯辺揚げ、サラダや和え物などにもおすすめです
「だんだん」は島根の方言で「ありがとう」という意味です

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12-223-17宮崎喜代子さん

地域の団体や森林組合、多数の村民の共同出資により設立。契約農家で栽培された農産物を原料にした地域の伝統食や、農家のお母さんによるアイデア溢れる商品づくりを行なっています
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吉田ふるさと村は、奥出雲地方の標高400メートル付近に位置しています。緑が多く、川のせせらぎや鳥のさえずりを感じることができます。この自然の恵み豊かな奥出雲で生産されたお米や野菜を原料に、食品添加物をいっさい加えない、食品づくりを行っています。また、機械などの設備をあまり使用せず、昔ながらの手作業を中心として製造をしています
誕生以来、いろんな話題を振りまいて激動の10年間を過ごしてきた【おたまはん】は村の看板商品。秋に行なわれる「日本たまごかけごはんシンポジウム」は、毎年恒例の催しものにもなりました。これからも新しい商品作りにも積極的に取り組み、材料から作り方まで、食材の美味しさを大切に、ふるさとの豊かな味を全国へお届けします

吉田ふるさと村 宮崎喜代子

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【おたまはん】  150ml
吉田ふるさと村(島根)
奥出雲産の木桶仕込み天然醸造醤油をベースに、愛知産の本みりんと枕崎産の鰹から取ったダシで作った「卵かけご飯専用醤油」です。全国的な卵かけご飯ブームの火付け役として知られています。冷奴、とろろ芋、卵焼き、温泉卵などのかけ醤油にも使えます。みりんの甘味をおさえ、濃口な味わいに仕上げた関東風です

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【焼肉のたれ・甘口】  150ml
【焼肉のたれ・中辛】  150ml
吉田ふるさと村(島根)
奥出雲産の木桶仕込み天然醸造醤油をベースに、契約農家が栽培した野菜をたっぷりブレンドしたもがベース。【甘口】は、島根産のりんごを加えたやさしい甘さ。【辛口】は、島根産の唐辛子ピリッときかせ、大人向けの味わいに仕上げてあります。肉料理の下ごしらえ、キンピラや野菜炒めの味付けなどにもおすすめです