POD要ファーム磯山さんの有機トマト


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2012/06/25 作成

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POD要ファーム代表の磯山茂男さんの栽培する有機トマトは、一口食べて「うん!」、二口め食べて「んん!」とうなる奥深い味わい。初夏からの短い期間のみお届けする、食感、甘味と酸味のバランスが良い瑞々しい完熟有機トマトです
その美味しさの秘密は、経験と実績に裏づけされた土づくり、ミツバチによる自然な形での受粉(一般的なトマトは、収穫量を安定させるためホルモン剤を使用しています)、トマトハウス内に原産地の気候を再現するなどの、独自の栽培法によります
ポラン広場では、全国の有機農家ひとりひとりと、その土地や気候、季節にあわせた野菜や果物の栽培を依頼することで、樹でしっかり熟した収穫適期の完熟トマトをお届けしています。生で食べる完熟冷やしトマトの味は格別です。また、旬ならではのトマトソースやラタトゥイユも作ってみてください。トマトは、加熱することでより甘味が増します

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磯山茂男さん
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私のトマト栽培は、水を与えず過酷な環境の中で育成させます。ハウスの中に原産地の南米のアンデス高地の気候を再現するのです。もちろん、水はまったく与えないのではありません。苗を植付けの際一定時間は丁寧に水を与えます。最後の水になりますから、簡単なようで難しく、その年の気候で与える水の量はかわります。ここが、私の腕のみせどころです。水を含んだ層は地下数メートルにあり、表面はパサパサです。するとトマトは、生る力を発揮し、地中深く根を伸ばし、葉や茎は必死に空気中の水分も取り込みます。このように生育したトマトの実は引き締まり、ずっしりと重たく、水の中に沈みます。切ったときの音や手ごたえが違うはずです。そして、ぱーっと豊かな香りが広がります
台風4号で大玉トマトハウスの一棟のビニールが破れて雨水が入るハプニングもありましたが、順調にトマトが熟れはじめています。これから一気にトマトが赤くなると、収穫に目が回る程の忙しさです。せひ、要ファームのトマト、そしてこれから本格的なシーズンを迎える、なすやピーマン、にがうりなどの夏野菜をたくさんお召し上がりください
東日本大震災から一年と三ヶ月がたちました。あらためて、この間のご支援や励ましに深く感謝いたします。震災で我々茨城の農家にも甚大な被害が生じました。液状化、陥没、用水路の破損など物理的な被害に加えて、放射性物質の問題。その影響の大きさに、農家はかつてない困難に立ち向かっています。POD要ファームでは、出荷段階で高精度な放射性物質検査をした農産物をお届けしています。これからも変わらぬご支援をお願いいたします

POD要ファーム代表 磯山 茂男

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【トマト】 500g
POD要ファーム(茨城)
実がぎゅっと締まり、ずっしりと重く、張りがある大玉トマトです。シャクッと音のする歯応え、口の中に広がる甘味と酸味、その甘味を洗い流すような瑞々しさがあります。トマトには、旨み成分のグルタミン酸などが豊富に含まれます。生でサラダやジュースにするほか、加熱しても美味しく食べられます。トマトソース作り、スープやシチューなどの煮込み料理、炒め物など、幅広くご利用ください

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【ミディトマト】 200g
POD要ファーム(茨城)
大玉トマトとミニトマトの中間ぐらいの大きさです。甘みとほどよい酸味があり、果肉が厚くゼリーが少ないので型崩れしにくく、カットしてサラダやオープンサンド、カプレーゼ、カッペリーニなどにも最適。天日干しし軽く水分を飛ばし、オリーブオイルに漬けることで手軽なセミドライトマトがつくれます。干すことで旨みもぎゅっと凝縮され、パスタや炒め物など様々な料理に使えて便利です

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【ミニトマト】 180g
POD要ファーム(茨城)
果肉の密度も濃く、爽やかでたっぷりとした甘みが特長。サラダやお弁当のワンポイント、料理の添え野菜などにぴったりです。ミニトマトはとても小さいですが、大玉トマトよりも栄養成分が高いのも特長のひとつです。100g可食中の栄養は、ほとんどの成分でトマトを上回っています

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生のトマトには夏野菜特有の《体を冷やす》性質があり、夏場の熱中症対策におすすめです。また、トマトは加熱すると脂肪を燃やし《体を温めてくれる》食べ物に変化します
トマトには血液をサラサラにして体内の不要物を排除してくれるリコピンが多く含まれています。リコピンは脂溶性で油と一緒に摂取することによって体内への吸収率が高まります。また、熱に強いので炒めたり煮込んだりしてもほとんど減少しません。フレッシュトマトのおいしさは魅力的ですが、リコピンを効率よく吸収したい場合は、油と合わせたトマトソース、パスタ、シチューやスープに加えて食べるのがおすすめです

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ラタトゥイユ

<材料> (4~5人前)
トマト…4~5個、なす…2本、ズッキーニ…1本、玉ねぎ…2個、人参…半本、ピーマン…3個、にんにく…1かけ、塩麹…大さじ1、胡椒…適量、オリーブ油…適量、ローリエ…1枚

<作り方>

  1. なすとズッキーニは2cm厚の輪切りにする。玉ねぎ・人参はみじん切り、ピーマンは細切りにする。トマトはヘタをとり、ざく切りに。にんにくは叩きつぶす
  2. 鍋にオリーブ油を熱してにんにくを炒め、香りが立ったら玉ねぎ・人参を炒める。オリーブ油を足し、なす、ズッキーニ、ピーマンを順に加え、しっかり炒める
  3. ローリエ、トマトを加えてふたをし、弱火で20分煮る。ときどき鍋返しをする。(トマトはミキサーで潰しておくと煮る時間が半分に短縮できる)
  4. 塩麹、胡椒で調味し、少し火を強め10分程煮て火を止める。あとは粗熱で味をなじませる
    ★野菜の形が崩れるので、かき混ぜる必要はありません。最初にしっかり炒めておけば煮込み時間は短くて大丈夫。粗熱で十分味は染みます。食べる前に軽く温めてどうぞ
    ★冷やして食べる場合は、火を強め汁は煮詰めてしまう
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ミネストローネ

<材料>(4人分)
ベーコンまたは塩麹豚(豚肉に塩麹をまぶし1~2日置いたもの)…適量、トマト…4個、玉ねぎ…1個人参…1/2本、じゃが芋…2個、南瓜…適量、にんにく…1かけ、大豆水煮…お好みで、洋風だしの素…1袋、水…400cc、オリーブオイル…少量、塩・胡椒…適量、ローリエ・フェンネルなど…お好みで、イタリアンパセリ…適量

<作り方>

  1. ベーコンまたは塩麹豚を2cm幅に、野菜は1cm角、または小さめに切る。にんにくはみじん切りにする
  2. 鍋にオリーブオイルをひき、香りが出るまでにんにくを炒める。肉を入れて炒めたらじゃが芋・南瓜以外の野菜を入れ、更に炒める
  3. 玉ねぎが透き通ってきたら、じゃが芋・南瓜、大豆水煮、水、洋風だしの素を入れ、蓋をして弱火~中火で15分程煮る
  4. 具材が好みの固さになり、火が通ったら火を止める。塩・胡椒で味を整える
  5. 器にもり、イタリンパセリを添えて出来あがり
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丸ごとトマトのドライカレー

<材料>(3~4人前)
豚ひき肉…200g、玉ねぎ…1個、人参…1本、ズッキーニ…1本、イタリアンパセリ…100g、サラダ油…適量、カレールー…適量、ケチャップ…大さじ2、ウスターソース…大さじ1、塩・胡椒…少々、湯剥きトマト(1cmの角切り)…120g、湯剥きトマト(上に乗せる分)…人数分

<作り方>

  1. トマトのヘタをくりぬき、十字に皮に切り込みを入れる
  2. 鍋に湯を沸かし、沸騰したら1.のトマトを1分弱ゆでる。皮に亀裂が入り剥けてきたら、すぐに氷水に取り出し、手で皮を剥く
  3. 玉ねぎ、人参、ズッキーニ、イタリアンパセリをみじんぎりにする 鍋を中火で熱し、サラダ油を引いて豚ひき肉を炒め火が通ったら、玉ねぎ・人参を加え、さらに炒める
  4. 鍋を中火で熱し、サラダ油を引いて豚ひき肉を炒め火が通ったら、玉ねぎ・人参を加え、さらに炒める
  5. ズッキーニを加え、全体に火が通ったら火を止めて、カレールー、ケチャップ、ウスターソースを加え、再び中火で炒め、塩・胡椒で味を調える
  6. 湯剥きトマトの角切りも加える。湯剥きトマトから水分が出るので、5.では味を濃い目に調節。トマトを入れたら、弱火で焦がさないようにする。水分が飛んだところでイタリアンパセリを軽く混ぜ合わせる
  7. 最後に、人数分の湯剥きトマトをカレーの上に乗せ、蓋をして弱火で5分蒸す
  8. 火を止めて、さらに10分程蓋をしたまま蒸らす
    ★カレー鍋で蒸された湯剥きトマトは、スプーンで簡単に崩れるので、ご飯やカレーと混ぜながら食べます