2012/10/22 作成
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ポランでは、青森、岩手、福島、新潟、茨城など各地の生産者が、経験と知恵と手間をかけ栽培した有機米や化学肥料不使用のお米を扱っています。栽培されたお米は、独自の放射性物質検査をしてお届けしています
その中でも今週は、福島・緑と太陽の会“さゆり米”、岩手・活農集団無天塾“啄木米”、茨城・コスモ塾有機農業研究会“ドゥーライス”の流通・販売をしている米屋・中村商店を紹介します。中村商店は、1980(昭和55)年から有機農業の世界に関わり始め、各産地のお米の流通・販売とともに、合鴨除草を東北各地に普及させたり、1994(平成6)年からは茨城に農場を持ち、そこで生産した肥料を生産者に使って貰うなど、常に生産者と勉強しながら、美味しいお米を安定的に生産・供給すべく試行錯誤をしています。ただ単に米を仕入れて販売するだけではなく、生産者と一緒にお米を作りあげている米屋です
スーパーに米が大量に並ぶようになってから久しいですが、この頃から米に限った事ではないですが「見た目重視」になりました。さらに無洗米が出現してからは益々米の食味に対するこだわりが薄れてきたように思えます
白米に関して、見た目が綺麗な米は必要以上に削ってある為に糠層との境目の美味しい部分が取り除かれ、確実に食味が落ちます。味が薄れるのです。結果としてどんな産地のどんな品種の米を食べても味の違いがよく分からないという事になっているのです。農家に行ってご飯を食べると美味しいのは精米の事も大きく関係しています。真っ白に精米する農家なんていませんから
弊社では、できるだけ圧力と発熱を抑えるために2連の精米機を使用し、味が損なわれないよう注意して精米しています。また、胚芽精米機は特殊な精米機で、圧力を殆ど掛けずに5回ほど精米工程を繰り返してやさしく少しずつ削って仕上げますのでお米の旨味はそのままです。洗う時にはさっと2、3度水を掛け流す程度にしてください
中村商店・蔵野浩伸
福島・緑と太陽の会
緑と太陽の会は、福島県会津盆地の西端の人口3400人ほどの山間の小さな町、喜多方市熱塩加納町(旧熱塩加納村)でさゆり米を栽培しているグループです。1980(昭和55)年に農薬を使用しないことで人や環境のためになる、「生きがいを持てる米作り」をしようと発足。中村商店の協力により合鴨農法や米ぬか除草を始め、コスモ塾のぼかし肥料を使い、地域ぐるみで農薬・化肥不使用での米作りをしています。現在は約160軒の農家が町全体の水田の約半分の面積でさゆり米を生産しています
【さゆり米・白米】 2kg / 5kg
【さゆり米・胚芽米】 2kg / 5kg
【さゆり米・五分搗米】 2kg / 5kg
【さゆり米・玄米】 2kg / 5kg
品種:コシヒカリ。合鴨農法を取り入れ、農薬・化肥不使用で栽培。新潟米と並ぶ良食味米です。さゆり米の名は、旧熱塩加納村(現喜多方市)の花である「ひめさゆり」から付けられました
岩手・活農集団無天塾
岩手山の麓の盛岡市、八幡平市、軽米町で、合鴨を利用し、有機米や有機もち米を栽培しています。いもち病が発生しない地域なので周辺でも殺菌剤や殺虫剤を使う人がおらず、水や空気が汚染されていない有機農業に適した環境に恵まれています。活農集団無天塾は、有機農業を勉強していた有志6名で結成され、中村商店とともに有機啄木米の生産を始めました。1991(平成3)年に合鴨農法を始め、2000(平成12)年には岩手県第一号の有機JASを取得しました
【啄木米・有機白米】 5kg
【啄木米・有機胚芽米】 5kg
【啄木米・有機玄米】 5kg
品種:あきたこまち。合鴨農法を取り入れ栽培しました。ふくよかな香りとつや、もちもちとした粘りがあります。啄木米という名前は、石川啄木の生誕地が盛岡市であることに因んで名づけられました
茨城・コスモ塾有機農業研究会
1994(平成6)年に、中村商店が茨城県関城町(現筑西市)に直営農場(有)コスモ塾を設立。その事に触発され、近隣の有志農家が集まって発足したグループがコスモ塾有機農業研究会です。中村商店の30年にわたる経験をベースに微生物農法を学び、コスモ塾の堆肥やぼかし肥料で土作りをし、合鴨農法のほか、ニンニクエキス・唐辛子エキス・木酢液などを応用して、農薬・化学肥料不使用の米作りを実践しています。メンバーは30~60代と幅広く、毎月の定例勉強会も欠かさず行なっています
【ドゥーライス・白米】 2kg / 5kg
【ドゥーライス・胚芽米】 2kg
【ドゥーライス・玄米】 2kg
品種:コシヒカリ。合鴨農法を取り入れ、農薬・化肥不使用で栽培しました。つややかで、ほんのりとした甘さがあります。ドゥーライスとは「Duck’s Original Rice」の略です
放射性物質不検出の2012年新米をどうぞお召し上がりください
今年の7月16日、日本に初めて来たパンダの飼育リーダーを勤めその後上野動物園園長などを歴任された中川志郎さんがお亡くなりになりました。故中川志郎さんの実家はコスモ塾有機農業研究会の中川行夫さんの家で、行夫さんは甥に当たります。叔父さんに似たのか行夫さんも動物好きで、ずっと合鴨農法で稲作を行っています。震災直後の混乱の時には真っ先に「今年も合鴨で作る」と仰ってくれました
茨城県の風評被害で思い出すのは東海村の臨界事故です。コスモ塾の地域は全く影響は無かったのですが風評被害が収まるまでに半年ほど掛かりました。しかし今回はまるで様相が違います、県内の所々にホットスポットのような地域が実際にあるために、消費者の中にはまるで茨城全体が濃く汚染されているように勘違いされている方も少なくないようで、売り上げは激減したままです。
コスモ塾有機農業研究会のメンバーは販売に対する不安を抱きながら、今年もいつも通りに弊社コスモ塾のボカシ肥料と合鴨で農薬・化肥不使用のお米を育て上げました
定量下限値1Bq/kgの放射能検査はみごとにND(放射性物質不検出)でした(玄米検査)。どうか安心してドゥーライスを召し上がってください
中村商店・蔵野浩伸
【紅鮭切身】 80g×2
三陸水産(福島)
脂ののったロシア産紅鮭を、自然塩のみで漬け込みました。北太平洋に餌を求めて回遊する、脂がほど良く乗り、身に旨みがある時期の紅鮭の中から、身が真っ赤で腹の肉が厚い、2kg前後のもっともおいしい紅鮭を、30年の経験を活かした目利きで選びました。漬け込みの塩分濃度を3%と控えめにすることで、紅鮭の風味、旨みを活かしています
【カップ小粒納豆】 40g×3
やぐちフーズ(埼玉)
北海道産スズマル大豆を100%使用した小粒納豆です。北海道大豆特有の甘味のある濃厚な味わいと、程よい食感が楽しめます。日々の気候変化にあわせて、大豆の浸漬時間、蒸煮時間を微調整し、低圧でふっくら蒸し上げ、独自の納豆菌配合でゆっくりと時間をかけて熟成させました。食べやすいカップ容器で、朝食にも最適です
【天日干したくあん】 150g
海の精(東京)
宮崎産農薬不使用の大根と米ぬか、自然海塩・海の精、少量の唐辛子で漬け込んだ醗酵タイプの本格たくあん。大根は天日に干して十分に甘さを引き出しました。最適な醗酵の状態で氷温保管し、真空パックしているので、いつでも新鮮な状態が保たれています。温かいご飯と一緒に、お茶請けにどうぞ
【味付おかずのり】 8ッ切5枚入×12束
成清海苔店(福岡)
有明海産秋芽一番摘み海苔のみを使用し、自家製の調味液で調味した味付のりです。世界有数の潮の干満の差を誇る豊かな九州有明海で生まれた海苔は、味、香り供にその名を馳せています。中でも秋芽一番摘みの海苔は、歯切れの良さと、口の中でとろけるようなやわらかさとを持ち合わせた良質の海苔です。酸処理もしていません。おにぎり、おやつ、おつまみなどに