春のお彼岸に ポランの材料でつくる手作りぼた餅


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2013/03/04 作成

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彼岸とは「春分の日」を中心に前後3日間ずつの太陽がちょうど真東から出て真西に沈む間をいいます。彼岸には昔から墓参りなどをして、ぼた餅や三色団子、いなり寿司などを供え、先祖を供養する風習があります。また、暑さ寒さも彼岸までと言われるように、彼岸を境に季節の移り変わりもはっきりとしてきます
ポランのもっちり粘りのあるもち米と、ふっくら炊ける北海道産小豆の手作り牡丹餅で春の訪れを迎えませんか。コトコト小豆を煮て餡から作る牡丹餅は、また格別の美味しさです

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小豆をコトコト煮て、餡から作りましょう。ゆったりと流れる時間も手作りならではの楽しみです。もち米は内釜の中でつけば、簡単に仕上がります。忙しいという方は、ポランの有機小豆を丁寧に煮た【つぶあん】を使えば、あっという間に完成です!

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<材料>

もち米2合、米0.5合、塩少々
[つぶあん] 小豆300g、洗双糖250g、塩少々
[衣] きな粉・すりごま・洗双糖・塩適量
<作り方>
つぶ餡を煮る

  1. 小豆を洗い、たっぷりの水に漬け火にかける。沸騰後15分煮つづけ、ザルにあけ、煮汁は捨てる
  2. もう一度たっぷりの水で30~40分煮る。小豆を指で押して潰れるぐらいに柔らかくなったらザルにあけて水気を切る
  3. 小豆と洗双糖を火にかけ、小豆から出る水気がなくなるまで混ぜながら煮詰める。水気がなくなったら小豆をつぶして、出来あがり

形を成形する

  1. もち米と米を一緒にとぐ。米2.5合分の水を入れ、30分浸し塩を入れて炊飯する。炊き上がったら、しゃもじ等でつぶす
  2. きな粉とすりごまにそれぞれ洗双糖と塩を混ぜる
  3. ご飯を俵型にまとめて、餡、きな粉、ごまなどで包んで完成

古代米を使う場合
材料(約8個分) 黒米(もち米)1/2合、もち米1合、塩少々

  1. 黒米は水に通すくらいサッと洗ってザルに上げ、もち米は炊く直前に水洗いして、炊飯器に入れる。水270mlを加えてひと混ぜし、普通に炊く。炊き上がったら10分蒸らし、熱いうちに塩を加え、しゃもじ等でつぶす
  2. 一般的なぼたもちとは逆に、丸めた餡を2.のご飯で包み込み、出来あがり

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一戸義則さん、允仁さん

一戸さんは、北見から車で40分、網走との中間にある美幌町で、東京ドーム約8個分にもおよぶ38町(ヘクタール)の広大な圃場で有機栽培に取組んでいます
本来、食べものは健康をつくるもの、美味しくて安全なものを多くの人に食べてもらいたい、との思いから1990年代に思考錯誤で微生物農法で試験栽培をはじめました。2000年には一部の圃場で有機認定を取得。中途半端なことが嫌いな一戸さんは、2004年からは全圃場で有機栽培に取組んでいます
自分だけが良くても何にもならない、皆で未来を考え、北海道を元気にするのは一次産業しかない、との思いは強く、北海道の生産者が互いに情報を交換し合い、より多くの人に有機農産物を届け、北海道農業を活性化させたいという大きな志を持つ生産者です

有機栽培は地力のある土を作ることがもっとも重要です。そのため10年先を考えながら工夫を凝らした愉快な有機農業の確立を2人の息子と共にめざしています
使用するのは「良質な堆肥」「土こうじ」「自作のぼかし肥料」の3本柱。特に土と麹菌で作る「土麹」は独特のやり方です。山土を100トンと米ぬか8トン、そして麹菌で醗酵させ良質な土壌微生物を活性させる。微生物菌の働きで醗酵が進むと温度が上り、それを切り返す、その工程を繰り返し、全体に微生物が増え、圃場に入れて土壌微生物を元気に逞しく育てる、というやり方です。有機小豆は有機人参を収穫した翌年に連作障害を防ぐために栽培し、その年は何も入れない、何も足さない栽培法です

一戸義則

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【北海道産有機小豆】 300g / 1kg
ポラン オーガニックフーズ デリバリ(東京)
生産者:一戸義則(北海道網走郡美幌町)
小豆は、皮からでなく芽の部分から水を吸うので、水に浸さずに煮戻します。水から煮ていき沸騰させると芽が開き煮ムラが防げます。脂肪が少なくデンプンを大量に含み、ビタミンB1は大豆と同じくらい含まれています
小豆の赤色は邪気を祓うといわれ、その信仰と先祖への供養が結びついて彼岸にぼた餅を供えるようになったとされます

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【つぶあん】 240g
遠忠食品(東京)
ポランの有機小豆と洗双糖を使用。江戸前佃煮の老舗・遠忠商店が特別に直火釜でじっくりと煮て練り上げた限定生産品です
北海道産小豆のおいしさが際立つ、ほどよい塩加減に仕上がっています。ぼた餅やお餅、白玉団子、焼き団子などに最適な、固練りタイプ。薄めておしるこなどにもどうぞ

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甘さやしょっぱさを自分の好みで変えられることや、お皿に美しく盛り付けることも手作りならではの楽しみです。また、一から手作りをすれば食品に何が含まれているのかも一目瞭然。ポランの国産原料をつかって手作りを楽しみましょう

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【有機もち米・白米】 1kg
POD要ファーム(茨城)
粘り、コシ共に強く、冷めても美味しいお米です。ぼたもち作りにはもちろん、おこわや赤飯、炊き込みご飯などにもどうぞ。POD要ファームでは、多くの生産者を束ねる農事組合法人として茨城県霞ヶ浦周辺地域にまたがる広大な農地で「環境保全に配慮した有機農業」を20年以上実践しています

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【有機もち米・白米】 1kg
活農集団無天塾(岩手)
岩手山麓のきれいな水と空気の中で合鴨農法で栽培。うるち米などの田が点在している場所で栽培すると、他の花粉を受粉してしまい、味や食感が変わってしまうため、もち米を一箇所に集めての団地栽培すなどの工夫もしています。収穫後、じっくりとムラなく乾燥させることで、一定の品質を保っています。しっかりとした食感で、おこわやお餅、ぼた餅作りにおすすめです

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【洗双糖】 500g / 1kg
(株)PODポラン オーガニックフーズ デリバリ(東京)
鹿児島産のさとうきびの粗製糖。さとうきびに含まれるミネラルを活かして作りました。さとうきびを搾り不純物を取り除いて濃縮し、洗糖分離機による粗糖表面の蜜膜分離と、少量の温水シャワーによる結晶表面の洗いを2回繰り返すので、洗双糖と名付けました。まろやかでクセがないので、煮物などの調理用から製菓用まで幅広く使えます

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【星六のきな粉】 80g
星六(新潟)
農薬・化肥不使用の秋田産大豆を強火で香ばしく煎りあげ、粉末状にしました。色も濃く、大豆の旨味と香ばしさ、ほのかな甘みが味わえます。良質なたんぱく質やビタミン類、ミネラル類、食物繊維を含みます
ぼた餅作りのほか、お団子や餅などにまぶしたり、ドーナツやクッキー、プリンなどにも使えます。牛乳を加えて、きな粉ドリンクにもどうぞ

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【すりごま・黒】 70g
【すりごま・白】 70g
鹿北製油(鹿児島)
放射性物質不検出の西日本産ごまをのみを使用。原料のごまを水洗いしてから2日間乾燥させ、その原料の持つ美味しさを活かすように薪釜で焙煎したものを、皮ごと小型の石臼ですりました。国産のごまは香りが強く、表皮が薄く、油分が多いため甘味のある濃厚な味が楽しめます

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【桜の花の塩漬け】 40g
王隠堂農園(奈良)
奈良産八重桜の花を再製塩と自家製の白梅酢でいい塩梅に漬け込みました。湯のみにひとつ入れて、熱い湯を注ぐと、フワッっと花びらが広がり、優雅な香りが漂います。また、サッと水洗いして水を切って炊き立てご飯に混ぜ込むと、桜ご飯に。桜餅、牡丹餅、クッキーやパン、ケーキなどのトッピング、寒天寄せ、ゼリー、アイスクリームなどにもどうぞ

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【青のり粉】 6g
向井珍味堂(京都)
日本一の清流として名高い高知・四万十川の美しい河口で採集したすじ青のりの天然ものです。その年の天候によっても大きく左右るの貴重品です。極寒期に採集し、寒風にさらして天日乾燥し、風味を出すために充分に火入れし、丁寧に手揉みしました。ぼたもち、おはぎ、団子、お好み焼き、たこ焼き、ちらし寿司、焼塩と混ぜてふりかけなどに