2013/03/25 作成
ポランでは、季節ごとに全国の産地から、その地域に適した方法で栽培された野菜・果物を沖縄から北海道まで、産地リレーをしながらお届けしています
春先は、沖縄から本州で栽培できないトマトやピーマンなどの果菜を中心にお届け。今まで北海道産が中心だった根菜類も、春分を過ぎた頃からそれぞれ南の産地へと移ります。この後野菜の産地は、北へ進み6月頃には茨城・山梨からの出荷が始まります
春の息吹を感じる「春野菜」、夏バテ防止効果がある「夏野菜」、体に優しい実りの「秋野菜」、体を温めてくれる効果のある「冬野菜」など、旬の野菜は美味しいだけではなく栄養価もとても高いのも特長のひとつです。毎日の食卓に上手に取り入れ、季節の移り変わりを感じながら、ポランの有機野菜をお楽しみください
北蔭部会のメンバー
九州の有機農業のパイオニア・かごしま有機生産組合は、有機農業と自然生態系に調和した生き方、暮らし方を地域に広げていこうと願い発足。1984年の設立時は10人でしたが、3店舗の直営店、2店舗の直営カフェ、県内3箇所に直営農場、姶良市では有機農業技術支援センターを運営しています。現在、熊本・宮崎・奄美大島まで140名を超える有機農業を志す生産者の集まりへとなりました
かごしま有機生産組合では、
- 農薬や化学肥糧に頼らない、有機農業を発展させる
- 有畜複合経営を基本に、土作りに心がけ、安心でかつおいしい農産物作りに日々努力する
- お互いが自主、自立の精神で相互扶助に努め、生産と生活の向上をめざす。また、消費者との信頼を深め、交流を図り、農的地域社会作りに積極的に参加する
- 生産資材、容器、梱包資材などはできるだけ再生可能、リサイクル可能なものを使用する
掲げる4つの約束を守り、地域ごとに各支部や根菜や果樹など品目毎に部会を設けるなどし日々勉強、努力しています
【玉ねぎ(新もの)】 600g
かごしま有機生産組合(鹿児島)、真南風(沖縄)
昨年の12月頃に植え付けた苗が、冬の寒さに耐え、春の訪れとともに一気に大きくなり、たくましく、甘い玉ねぎになります。春先の玉ねぎは辛味が少なく甘みが抜群。シャキシャキした食感と甘味は掘りたてならではの味わいです。玉ねぎは血液をサラサラにする効果が期待できるので、生のまますりおろしてドレッシングなどに使うのもおすすめです
関通章さん
生産者紹介★関通章さん
鹿児島長島でじゃが芋、玉ねぎ、紅さつま、安納芋、ナカムラサキなどを栽培しています。若手生産者も多いかごしま有機生産組合ですが、ベテラン勢もまだまだ奮闘中。関さんは、北薩・長島地区のリーダー的存在。元気の源は有機野菜を使った奥さんの手料理を食べることだそうです
【ニラ】 1束
かごしま有機生産組合(鹿児島)
カロチンを多く含む他、ビタミンB1・B2・Cと各種ミネラルを含む栄養価の高い野菜です。香りの成分、硫化アリルには、血行をよくしたり、ビタミンB1の吸収を高め新陳代謝を高める作用が期待できます。ニラ玉や餃子・ニラレバ・お浸し・炒め物などでどうぞ。刻んだ生のニラは醤油に漬けてニラ醤油などもおすすめです
大山邦秀さん
生産者紹介★大山邦秀さん
自分の健康はまず自分の食生活からと思い、有機農業をはじめた大山さんは、有機農業歴は15年。宮崎県小林市でニラ、トマト、白菜、ほうれん草、里芋、人参などを栽培しています。なかでもニラは年間を通して栽培しています。土作りには堆肥を中心にカキガラや魚粕などを施し栽培しています
平安名さん、池村さん
真南風は「石垣島白保の珊瑚礁とその豊かな環境を次代に引き継いで行こう」そんな願いからスタートしました。沖縄の土壌は痩せた赤土で、そこで作物を育てるのは簡単なことではなく、本土の栽培技術をそのまま取り入れてもうまくはいきません。そんな中、試行錯誤を繰り返し、手応えをつかんできました。農薬や化学肥糧に頼らず、環境と共生する農業を守ることが、島の生態系の回復にもつながると考えています。いずれも環境、作る人、食べる人への事を想い栽培した、履歴のわかる確かな品物。真南風では、作り手ひとりひとりと話し合いながら、素性のわかる島の恵みを畑から直接お届けします
【トマト】 500g
真南風(沖縄)、島バナナの会(鹿児島)
沖縄・真南風に加え、鹿児島奄美群島に属する・徳之島にある島バナナの会からもお届けします。トマト本来の香り、味わいがあります。そのまま生食でサラダやジュースのほかに、加熱すると味が引き立つので、炒め物やパスタ、煮込み料理などにもどうぞ
玉城庄栄さん
生産者紹介★玉城庄栄さん
宮古の中では、若手生産者のリーダー的存在であり、人望も厚い親分肌です。自分で農業経営を行う傍ら、集まってくる若い就農希望者たちに栽培指導等を行い、自立を促しています。土作りや栽培研究はもとより、ビニールハウスも自ら工夫して建てているほど研究熱心です。トマト、ミニトマト、ピーマン、インゲン、オクラ、パプリカ、びっくりジャンボいんげん、ゴーヤーなどを栽培しています
【いんげん】 100g
真南風(沖縄)
丸莢でスジもなく、食感が柔らかないんげんです。ポキっと折るととても良い香りがします。サッと茹でると一層色鮮やかになり、料理を引き立てます。和え物やおひたし、炒め物、汁物、サラダ、肉巻きなどにどうぞ。食物繊維が多く、ビタミンB群、ビタミンC、カロテンも含まれます。また、必須アミノ酸であるアスパラギン酸やリジンを含んでいるため、疲労回復や美肌効果が期待できます
渡真利貞光さん
生産者紹介★見里信博さん
宮古でも屈指の働き者で、農業にかける意気込みは周りの若い生産者たちへ大きな影響を与えています。長年の経験から培われた技術により、実の引き締まったコクの有るトマトやトマト、ピーマン、いんげん、かぼちゃ、玉ねぎ、パプリカ、ゴーヤーなどを栽培。老後はのんびり…なんて年齢ですが、まだまだ畑を広げて、いろんな作物にチャレンジしています
【ピーマン】 150g
真南風(沖縄)
沖縄の温暖な気候を活かして育ったピーマンは、大ぶりで皮が厚めなのが特長。甘み、食べ応えがあり、加熱しても味や食感は損なわれません。炒め物や揚げ物、肉詰めのほか、えぐみが無いのでサラダにもおすすめ。カロテンやビタミンCが豊富な緑黄色野菜で、そのカロテンは油で炒めると吸収率が高まります。また、特有の匂いの素・ピラジンは、血液サラサラ効果があるといわれています
見里信博さん
生産者紹介★見里信博さん
川の無い宮古の生活用水は、地下ダムに頼っています。里見さんは、農薬や化学肥料が地下に流れ込まないために、水を守り自然を守る有機農業にご家族で取り組んでいます。栽培しているのは、ピーマン、いんげん、南瓜、オクラ、玉ねぎ、きゅうり、ゴーヤーなど。じっくりと作り上げた土と、妥協せず、きめ細かで丁寧な栽培には定評があります