2013/08/12 作成
暦の上では秋が始まるとされている二十四節気「立秋」が過ぎましたが、まだまだ暑い日が続きそうです。夏バテは、夏の終わり頃から症状がひどくなるとも言われているので、注意が必要です。夏バテの原因の一つはビタミン、ミネラル、たんぱく質などの不足だといわれています。暑い日はサラッと食べられる麺類など、炭水化物中心の食事になりがちです。暑い日にもご飯を野菜や良質なたんぱく質と一緒に、美味しく食べられる冷汁とねばねば丼を紹介します
冷汁は九州の暑い夏を乗り切るために昔から食べられてきた家庭料理です。夏バテ防止に良いといわれているビタミンB1をたっぷり含むごまと味噌を冷たい水で溶き、アジ・ツナなどの魚の身、豆腐や旬のきゅうり、大葉などと一緒にご飯にかけていただきます。簡単に作れる上、栄養も豊富。味噌やごまの風味が口の中に広がり、暑い九州で食べられ続けてきただけあって、暑さで食欲のない時でも食べやすいのが特長です
簡単冷汁
<材料>2人分
白ごま50g、味噌大さじ3、水2カップ、きゅうり2本、大葉8枚、ツナ1缶、木綿豆腐半丁、冷やご飯適量
<作り方>
- きゅうりを輪切り、大葉を千切りにし、ボウルで塩もみする
- 味噌をアルミに薄くのばし、トースターで表面に焦げ目がつくまで焼く
- 白ごまをすり鉢ですり(又はすりごまを使用)、2を入れ全体に馴染んだら、水を入れながらよく混ぜ合わせる
- 冷やご飯を茶碗に盛り、手で崩した豆腐、ツナを乗せる
- 4に3をかけ、1をトッピングする
【合わせ味噌】 750g
【信州麦味噌】 750g
酢屋茂(長野)
味噌は夏バテ防止の切り札ともいわれています。大豆から造られている味噌は
植物性たんぱく質に富み、脂質、ビタミンB2、鉄なども含まれています。また、醗酵作用により消化しやすい形になっているので、暑さや冷房などで胃腸が弱っているときにも味噌汁や冷汁などはとてもおすすめです
【合わせ味噌】国産大豆・米・大麦を使用しました。米味噌6:麦味噌4の割合で合わせた一番人気の味噌
【信州麦味噌】本場・九州では、冷汁に麦味噌を使います。良質な国産大豆・大麦を使用。麦味噌としては、やや甘さ控えめ
【釜いりごま・白】 50g
【すりごま・白】 35g
鹿北製油(鹿児島)
鹿児島県喜界島で農薬・化学肥料不使用で栽培した白ごまです。収穫したごまを地下水で水洗いし、乾燥させ、薪を焚いた釜でじっくり煎りあげました。昔ながらの薪と釜で煎っているので、風味と美味しさが違います
【すりごま】は煎ったあとに、皮がついたまま丸ごと小型の石うすで丁寧にすりました
【ライトツナフレーク油漬】 80g×4
【ライトツナフレーク水煮】 80g×4
かもめや(静岡)
化学調味料による味付けは一切せず、国産契約栽培野菜をベースにした本格野菜スープを使い、まぐろの旨味を引き立てた贅沢なツナフレークです。残ったスープまで美味しく食べられます。まぐろは日本船が漁獲したもののみを使用しています。容器は、環境ホルモン・ビスフェノールAの心配のあるエポキシ樹脂は不使用です
【油漬】は非遺伝子組換え菜種の圧搾一番絞り油を使ってオイル漬けにしました
【水煮】はノンオイルであっさり、ヘルシーです
【木綿豆腐】 320g
大豆工房みや(埼玉)
国産大豆と天然海水にがりのみで作った、大豆の旨みが活きている豆腐です
豆腐作りは大豆をすりつぶして豆乳を作るところから始まります。すりつぶした大豆と水を煮る時に泡がとても出るため、消泡剤という添加物がありますが、大豆工房みやでは一切不使用です。豆乳を固める時は、沖縄と大島産のにがりを使用。海水にがりはミネラルを含んでいるので、大豆の旨みをより活かしてくれます
良質なたんぱく質と血液をサラサラにする効果があるDHAやEPAが脂には多く含まれてるマグロと、胃腸などの粘膜を保護するといわれているネバネバ成分を含む夏が旬の有機野菜を使って、ねばねば丼はいかがですか。栄養はもちろん、ネバネバとトロトロの食感でご飯が食べやすくなるのもポイントです。調理もマグロと野菜を切って、ご飯に乗せるだけ。火の使用も最小限です。ぜひ夏バテ防止にお試しください
ねばねば丼
<材料>2人分
まぐろ100g、納豆1パック、長芋10cm、オクラ50g、モロヘイヤ1/2束、卵黄2個、白ごま少々、ご飯適量、醤油適量
<作り方>
- オクラとモロヘイヤを湯がいて、食べやすいサイズに切る
- マグロを食べやすいサイズに切る
- 長芋をすりおろし、納豆をかき混ぜる
- ご飯を茶碗によそい、その上に1,2,3を乗せ、卵黄、白ごまをトッピングし、最後に醤油を回しかけて完成
【まぐろ赤身】 200g
【まぐろブツ用】 240g
カネヒデ杉浦商店(神奈川)
マグロの赤身には良質なたんぱく質が豊富で、疲労回復に役立つといわれているビタミンB1が豊富です。また、カリウムや鉄分も含みます
遠洋まぐろ漁業の基地・三崎港に水揚げされたまぐろから長年の経験を活かした目利きでしっかりと鮮度の良いものを選び、魚市場の鮮度そのままのマグロをお届けします。新鮮な中部太平洋産メバチマグロでねばねば丼をどうぞ
【まぐろブツ用】は切る手間要らず。解凍してそのまま盛り付けられます
【小粒カップ納豆】 30g×3
登喜和食品(東京)
北海道十勝産のスズマル大豆使用。豆に歯ごたえがあり、かむほどに味わい深いのが特長です。北海道十勝の小粒大豆はタンパク質や糖質が多く、納豆菌による酵素分解が活発に行われ、アミノ酸などの旨味成分が増えて、おいしい納豆になります。使い勝手の良い30gタイプで、多くの方に指示される人気商品
添付のタレは天然醸造醤油がベースです
【長芋】 300g
木造町有機農業研究会(青森)
長芋のネバネバはは、胃などの粘膜を保護し、たんぱく質の消化吸収を助けるといわれています。また疲労回復に良いといわれているビタミンB群をはじめ、ビタミンC、カリウムなどのミネラル、食物繊維などをバランスよく含んでいます
青森・木造町有機農業研究会の乳井さんと高橋さんの長芋をお届けします。熟成させた自家製堆肥で土作りを行い、自家採種した種芋から育てた芋です。とろろはもちろん、輪切りにして長芋ステーキや、短冊に切って和え物などにもおすすめです
【オクラ】 100g
POD要ファーム、額賀敏、小沼ふき(茨城)
オクラのネバネバはたんぱく質の消化吸収を助ける作用があるので、ねばねば丼にしてマグロと一緒にどうぞ
【モロヘイヤ】 1束
POD要ファーム、額賀敏(茨城)
緑黄色野菜の中でもトップクラスの栄養価で、夏バテ対策にもおすすめの野菜です。カロテン、カルシウム、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンEを多く含み、ミネラルや食物繊維も豊富です。ぬめり成分を含む食品は複数組み合わせて摂るとより効果的といわれているので、他の野菜と組み合わせてどうぞ