わかちあうオーガニック&ナチュラル食品　ジャックとフェイのアリサン物語

アメリカで環境汚染の研究者として働いていたアリサンの創業者ジャック。研究の過程で動物実験を繰り返す毎日に疑問を抱き、1982年世界を巡る旅に出ます。その頃、休暇でタイを訪れていた共同創業者のフェイと出会います。環境や動物、食べ物について高い意識を持ち、意気投合したふたりは、それからともに旅をすることになりました
1985年まで旅を続けたふたりは、友人に誘われ、埼玉県飯能市を拠点に日本と海外を行き来する生活をはじめます。当時日本では手に入れることが難しかったオーガニック食品を海外から持ち帰り、日本に住む友人たちと分け合ったのがアリサンのはじまりです
友人たちの輪も広がり、1987年に個人向けの輸入食品通信販売をスタート。翌1988年にはアリサン有限会社を設立し、個人向け通販の拡大とともに自然食品店、飲食店などへの卸販売を開始しました
2000年、埼玉県日高市にアメリカ風の赤い屋根の大きな納屋「アリサンオーガニックセンター」をスタッフ・友人・家族みんなが力をあわせて建設。翌年には高麗川の畔にデッキ席のある阿里山カフェを併設。カフェやセンターも利用したマーケット、料理教室、ワークショップなど、様々なイベントが行なわれています。カフェのメニューにポランの有機野菜が使われるなど、アリサンとポランの相互流通が続いています
アリサンの社名は、創業者フェイの故郷である台湾の阿里山に由来します。台湾中部、18の高山からなる国家風景区（国定公園）に指定される景勝地で、大自然が美しい場所です。そこに住む人々は歴史や自然への造詣が深く、みな助け合って暮らしています。そんな阿里山のような場所を作りたいという想いから名付けられました