2016/08/15 作成
夏の野菜は標高の高い高原からの出荷がメインになります。高原では昼間はたっぷりと暖かい太陽が降り注ぎ、夜は涼しく、昼夜の気温差があります。この気温差が野菜を美味しく育てます。夜の低温で甘味と旨味が野菜に凝縮され、気温差によって生まれる朝露や霧により、野菜の湿度が保たれます
生産者の技術と努力、そして、この気候によって美味しく育った野菜を、ポランがお届けします

9月はとうもろこしが美味しい季節です
単なる農業ではなく、人のやらない事をやりたいと考え有機農業を始めた小林力さん。小林さんの農園は八ヶ岳の南麓、山梨の北杜市清里地区にあります。標高が700~1,200mの高さに位置し、昼間には日光がたっぷりと照らす一方、夜は涼しい。そんな高原ならではの気候を活かして作物を育てています
モロッコいんげん、キャベツなど。そして、甘味も旨味もぎゅっと詰まった美味しいとうもろこしはこれから最盛期を迎えます

【とうもろこし】 1本 / 2本
生産者:小林農場(山梨)
昼夜の寒暖の差に比例してとうもろこしの甘みと旨みはアップします。お盆過ぎの8月下旬から収穫の最盛期を迎えた頃、糖度も一段と増してくるのです。糖質やビタミンなどが豊富に含まれているので、夏場の栄養補給にもぴったりです
とうもろこしは鮮度が大切。時間が経つにつれ甘みが失われていくので、購入後は早めにお召し上がりください

防除が少ないということは……
山梨のとうもろこし慣行栽培レベルは、防除(農薬成分ごとの使用回数の合計)6。他の夏野菜に比べてそれほど多くはありません。それなら観光地の直売所などで買っても安心だと思うかもしれません。しかし、回数が少ない=散布後の「効き目」が長いということです。慣行栽培でよく使われる殺虫剤には「速やかに害虫の摂食活動を停止させ、長い残効性を示す。灌注処理で4週間以上、茎葉処理で2週間以上効果が期待できる」と書かれています。更に使用時期は「収穫前日まで」とも書かれています
ポランのとうもろこしは、頭頂部数センチの虫害痕の許容をお願いしています。鳥や野生動物からの被害はネットや柵などで物理的防除はある程度可能ですが、アワノメイガなどの虫害を物理的に防ぐことは有機・農薬不使用栽培では限界があります

【モロッコいんげん】 200g
生産者:小林農場(山梨)
モロッコいんげんはさやいんげんの品種の1つです。収穫までの期間が短いのが特長で、1年に3度も収穫できることから三度豆とも呼ばれています
すじがなく、鞘の幅が広い。そして、見た目よりもやわらかで、特有のおいしさがあります。スジとりの必要もなく、火を通すと鮮やかな緑色になるので、料理の彩りにも最適です。煮物、炒めもの、揚げもの、和え物など様々な料理にどうぞ

新潟の関根さんは20年以上前はポラン広場の“消費者”でした。有機野菜を利用するうちに有機農業に興味を持ち、“農家”へ転身しました
関根さんの農場は、長野との境に位置する新潟の山間地・津南高原、標高500~600mの高地にあります。冬は積雪2~6mの豪雪地帯ですが、昼夜の気温差も大きく美味しい作物が採れます。関根さんはそんな風土を活かし、枝豆やアスパラガス、雪下人参を作っています

【枝豆】 200g
生産者:関根秀夫(新潟)
関根さんが作る枝豆は「湯あがり娘」です。茶豆の風味があり、甘みが強く、ふっくらした食感でついつい何粒でも食べたくなる美味しさ、茹でているときから香ばしく、甘い香りが漂うこの枝豆は、昼夜の温度差の大きい津南高原の環境によって、さらに旨味と甘味を凝縮し美味しく育ちました。どうぞお試しください

【津南高原産・人参ジュース(瓶)】 1000ml
生産者:津南高原農産(新潟)
ひと冬の積雪が4mを上回る津南高原で育てた人参を、収穫し後、いったん雪の中で貯蔵し、越冬したものをすりおろしてレモンを加えて作りました。原料の人参は「ひとみ5寸」。栽培が難しい品種ですが甘味が強く繊維質も多く含んでいます。そのままジュースで、または離乳食やドレッシング、ゼリー、ピラフ、ポタージュスープなど幅広くご利用いただけます